オンプレ環境では、ハードウェアの購入やメンテナンス、保守コストがかかります。
一方、さくらのクラウドでは必要な分だけリソースを利用できるため、無駄を削減可能です。また、為替の影響を受けない円建てであることもコストの見通しを立てやすいことが特徴です。
オンプレではリソース追加の際に調達から設定まで時間がかかりますが、クラウド環境ならリソースを簡単に増減可能です。
特に、さくらのクラウドはスナップショットや自動スケールの機能が豊富です。
さくらのクラウドは国内データセンターを複数持ち、災害時でも復旧が早い点が評価されています。
また、バックアップや高可用性の設定が容易に行えます。
オンプレ仮想基盤からクラウドへの移行にはいくつかの重要なステップがあります。
現状分析 | 現在のオンプレ環境を把握し、移行対象となるアプリケーション、データ、ネットワーク構成を洗い出します。 |
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目的設定 | コスト削減、可用性向上、業務効率化など、移行の目的を明確にします。 |
さくらのクラウドでは、以下の設計を行います。
リソース設計 | 仮想サーバ、ストレージ、ネットワーク構成を最適化。 |
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セキュリティ設定 | ファイアウォールやVPN接続を考慮します。 |
冗長性 | データのバックアップや分散配置を計画します。 |
データバックアップ | 移行中のデータ損失を防ぐためにオンプレ側でバックアップを取得します。 |
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ツールの活用 | さくらのクラウドが提供するAPIや他社の移行ツールを活用すると効率的です。 |
クラウド環境が正常に動作するか事前に検証します。
スモールスタートで負荷テストを行い、本稼働への影響を最小化します。
計画通りに移行を実施し、オンプレ環境の段階的な停止を行います。
一部のオンプレアプリがクラウドで動作しない場合があります。
この場合、アプリの改修や代替ソリューションを検討します。
初期移行時に追加費用が発生することも。
コスト効果を中長期で見積もり、ROIを算出します。
クラウドに詳しい人材が不足する場合は、さくらのクラウドのサポートを活用したり、外部パートナーに相談するのが有効です。
オンプレ仮想基盤からさくらのクラウドへの移行は、適切な計画と実行により大きなメリットをもたらします。
信頼性の高い国内クラウドを活用することで、コスト削減、業務効率化、そして災害対策が実現できます。
これから移行を検討される企業の方々は、専門家の助言を受けながら進めることをお勧めします。